カスタムオーダーシミュレーターを導入するにあたって、コストとメリットのバランスを見極めることは大前提ですが、定量的にメリットを見極めることはとても難しいものです。

今回は、シミュレーター導入により店舗の人的リソースがどのくらいコストダウンするか試算してみました。

全国の小売店で受注するスポーツアパレルブランドを想定した例

具体的な試算のために、以下の各項目を推定または実績から割り出します。

項目説明
① 1注文あたり軽減時間MyCOS導入により、店頭スタッフの作業が1注文あたりどれだけ短縮されるか(分/注文)。例:従来は店頭接客や注文内容確認、伝票処理に合計30分かかっていたものが、MyCOS導入により10分に短縮 ⇒ 軽減時間は20分(0.33時間)
② 時間あたりの人件費(単価)スタッフの平均人件費(時給換算)例:店舗スタッフの平均時給を1,500円と仮定
③ 年間注文数全国の小売店全体での年間のカスタムオーダー注文数例:年間で全店舗で2,000件のカスタムオーダー

計算例

上記を仮定すると次のようになります。

  • ①軽減時間:0.33時間(20分)
  • ②人件費単価:1,500円/時間
  • ③年間注文数:2,000件/年

この条件を式に代入すると
0.33時間×1,500円×3,000件=990,000円

つまり、このケースでは年間約100万円の店舗オペレーションコストの軽減となります。

応用編(実務でさらに掘り下げるための項目)

さらに精度を高めたい場合は、以下のような観点も加味できます。

  • 導入前後で注文数が変化した場合の「注文増加分にかかる新たなオペレーションの軽減額」
  • 注文ミスや再確認などによる二次対応(電話やメールなど)の減少による追加的軽減額
  • 店舗スタッフの教育や人員配置のコスト削減効果
  • 時給に加えて社会保険料など福利厚生コストを含めた人件費の総合的な算出(約1.2~1.3倍)

たとえば、基本時給1,500円 × 福利厚生等の倍率1.25 = 1,875円/時間 で再試算すれば、より精度が上がります。

まとめ

この人件費をカスタムオーダーの顧客対応に割かなくてよい分、他の業務に注力することができます。人件費高騰が進む昨今、コスト面のメリットはさらに向上することが見込まれます。


株式会社スプールでは、カスタムオーダーシミュレーターの開発・販売・運用を行っております。

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